病院についてGuide to Hospital
救急医療
急病やケガに迅速に対処できるよう、24時間365日の二次救急体制をとっています。
その中で、突然の心臓病に対する生存率を改善するために、救急隊と連携して心電図伝送システムを導入しています。1秒でも早く治療を行うことで、生存率を改善することが知られている急性心筋梗塞のカテーテル治療を、夜間・休日問わずスムーズに行えるよう医療通信技術を用いています。
専門医療(一般病棟、専門外来)
患者さんの症状に応じて、安全かつ有効な治療を行うための専門性の高い医療サービスを提供しています。手術では、体への侵襲性が少なく高水準の手技を取り入れ、治療後の早期回復にも努めています。そのために、患者さん7人に対し平均1名以上の看護師を配置する最高ランクの看護体制とし、安全で安心なケアを行っています。
スポーツ障害などは専門外来として診察・検査を行い、障害予防のための対処や運動の指導も行っています。
チーム医療
医療事故や感染症の防止、栄養管理や褥瘡の予防などは、医師、看護師らの多職種によるチームで関わり、治療がスムーズに進むようサポートしています。また、高齢者などにみられる、せん妄の予防や、認知症の方のケアにも力を入れています。
地域医療(地域包括ケア病棟など)
重症ではない疾病の治療や、手術等の後に退院に向けた準備や調整が必要な患者さんには、それらを専門的に行うための病棟で包括的な医療を行っています。医師、看護師、理学療法士、作業療法士、ソーシャルワーカー等が、健康的な地域生活への復帰を目指し治療やケア、生活の自立支援を行っています。
回復期リハビリテーション医療(回復期リハビリテーション病棟など)
脳卒中などの病気やケガにより心身の障害が生じた患者さんには、再びその人らしい社会生活へと戻れるよう集中的なリハビリテーション医療を行っています。
医師らによる健康状態の管理のもと、日常生活の看護や介護により患者さんの自己回復力を高め、様々な専門療法によって機能回復を図ります。また、ご家族や地域社会と協力し、生きがいのある生活の再建を支援しています。
私たちのリハビリテーションの考え方
「リハビリテーションとは、新しい人生の創造です」
たとえ障害があったとしても、その状態で生きる新たな術を磨き、健康で生きがいのある人生を送っていくことが大切です。
リハビリテーションとは、人としての尊厳や価値、素晴らしさを見出すことであり、幸せを創ることです。そして、そのリハビリテーションの主役は患者さん自身であり、それを支え、共に歩み続けていくのが私たちリハビリテーション・サポート・チームです。
回復期リハビリテーションを要する状態と、診療報酬の算定上限日数(厚生労働省)
状態 | 上限 |
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脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症後若しくは手術後の状態又は義肢装着訓練を要する状態 | 150日 |
高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頸髄損傷及び頭部外傷を含む多部位外傷 | 180日 |
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節若しくは膝関節の骨折又は二肢以上の多発骨折の発症後又は手術後の状態 | 90日 |
外科手術又は肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後又は発症後の状態 | 90日 |
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節若しくは膝関節の神経、筋又は靱帯損傷後の状態 | 60日 |
股関節又は膝関節の置換術後の状態 | 90日 |