チーム医療紹介Team medical introduction
認知症ケアサポートチーム(DST)
認知症ケアサポートチーム(DST)とは
高齢化の進展に伴い、認知症を発症する方は増えると予測されており、当院でも入院する認知症高齢者が増えてきています。認知症の方が入院すると、身体の不調や突然の環境の変化にうまく対応できずに、不安を感じながら治療を受けなければならないこともあります。
このような状況を踏まえ、当院では2019年7月より、認知症の専門的知識を持つリハビリテーション科医師、認知症看護認定看護師、薬剤師、作業療法士、管理栄養士、ソーシャルワーカー(社会福祉士)などの多職種のスタッフによる、認知症ケアサポートチームの活動を開始しました。患者さんの視点に立って、何に困っているのか、何を伝えたいのかを知り、かかりつけ医や地域包括支援センターと連携して退院後の生活も見据えた日々のケアプランを検討して、安心して治療を行えるように支援しています。この活動のアドバイザーとして、粟津神経サナトリウムの秋山典子先生に専門医の立場からご意見をいただいています。
主な活動内容
① 定期的な病棟回診
毎週
(支援が必要な患者さんが入院された場合は随時)、認知症看護認定看護師が認知症者のケアについて病棟スタッフと密に情報交換を行い、必要な指導をしています。さらに月1回、全病棟を医師を含む多職種で回診し、認知症の症状が悪化していないか評価して、専門的治療の必要性を検討します。
治療上必要な安静が守れないときには、一時的に身体拘束をおこなうことがありますが、本当に必要かどうかを常に評価して療養環境を整えています。
② 病院職員への教育活動
職員全体の知識向上のため、定期的に院内研修を行っています。
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